経典2011/09/07
不況に打ち克つ仕事法
-リストラ予備軍への警告-
大川隆法
2011/09/07
発刊
第1章 リストラ予備軍への警告
1 クビにならずに生き残るために
マクロ的な考えだけでなく、「個人レベルの救済法」が必要
ほとんどの人は、「自分がリストラされる」とは思っていない
「付加価値の創造」が組織の存在意義
最低ラインは、「クビ切りの対象から逃れること」
リストラに遭いやすい人の特徴
リストラは組織の“病巣”を取り除くための外科手術
2 組織に「赤信号」がともるとき
「不都合な真実」が伝達されにくくなる
たった一日で失われてしまう「信用」
トップには、「知らなかった」という答弁は許されない
社を挙げて良心的な事故対応をした「松下電器」の事例
嫌がられても情報を上げる社員は、上司から信用される
上司よりもマクロの判断をしていた商社時代の私
人事の動きを見れば、トップの考えが分かる
3 リストラ時代を生き延びる方法
「営業力」と「企画・提案能力」を高めよ
相手の本当のニーズを引き出す「質問力」
私の警告に聞く耳を持たなかった警察庁長官
質問力で上司の本心を探りつつ、企画・提案せよ
途中経過をタイムリーに報告せよ
「提案付きの報告」ができる社員はリストラされない
第2章 不況に打ち克つ社員学入門
1 今、自らに問うべきこと
2 勤勉さが道を拓く
リストラされないための最低限の条件とは
「世の中を少しでもよくしたい」という志を立てよう
自分の「生き筋」にこだわったイチローや王貞治
努力を重ねるなかに、「天の助け」が加わる
批判や悪口をさんざん言われた私の新入社員時代
先輩が仕事を教えてくれなかった理由
入社二年目で「外国為替の教科書」を書き、評価が変わった
「公的な目的を持っているか」が問われる
3 語学への関心を持つ
4 眠っている力を引き出すためのヒント
フェアに判定してくれるアメリカ人
日本とアメリカとでは、「人の登用の仕方」が全然違う
「女性や若者の才能」を十分に開発し切れていない日本
経験を積むと「若者の悩み」が取るに足らなく見えてくる
若い人の能力を引き出すために心がけるべきこと
年上の人に、自分の意見を聴いてもらうための条件
5 報告・連絡・相談における注意点
仕事を任されても、それは「全権委任」ではない
上司の立場に立って、タイムリーな報告・連絡・相談を
6 厳しさが人を育てる
7 「常に自らの真剣を磨く」という努力を
下手な英語でも「中身」が相手に伝わる
ニューヨークで英語説法したときのエピソード
最後には「幅広い教養」が効いてくる
第3章 幸福の科学的仕事法
1 仕事の成功も「幸福になる道」
2 「明るく積極的で肯定的な人生観」を持つ
自分の性格のなかにある、「成功的要因」を引き出し、「失敗的要因」を抑えよ
「心に描かれた絵」は同種のものを引き寄せる
自分の精神態度は周りの人に影響を与える
物事の明るい面を見ていくことが成功の秘訣
3 「嫉妬」ではなく「祝福」の心を持て
嫉妬で人は幸福にはなれない
他人のよいところを認めることで、自分自身も成長できる
会社のなかに「成功者を肯定する精神風土」を
人をほめる場合には「脇の甘さ」に気をつける
デール・カーネギーの『人を動かす』思想の問題点
4 自分の天分で花を咲かせよ
アサガオの種はヒマワリの花を咲かせることはできない
自分の天分を発見し、それを最高度に輝かす
人を使う側の人は「適材適所」を心掛けよ
5 「前の職場の悪口は言わない」という美学を
環境に不平不満を持ち、自分の責任を感じないタイプにはなるな
たとえ短い縁であっても、一生懸命に仕事を行う人であれ
6 受験秀才で出世しない三つのタイプ
「気配りができない」「勘が鈍い」「イマジネーションがない」
共産主義のイデオロギー性が強いと、ピントはずれなことをする
書類仕事の“その後”イメージできない官僚たち
対策①-自分のことばかりを考えず、周囲を観察する
対策②-孤独な時間を取り、自分を見つめる
対策③-物事を考え続け、想像力を鍛える
7 合理的な仕事法の実践を
問題や悩みを具体的に紙に書き出してみる
「自分の努力」で消せる悩みから順番に解決していく
「ABC理論」を使って幹と枝を分ける
「パレートの法則」で重点を絞り込む
8 成功パワーの源泉とは
判断力-正しい判断には知識や情報、経験が要る
交渉力-私心のない透明な情熱で、粘り腰の仕事を
説得力-勇気と感動で人は動く
体力-健康を維持し、十分な睡眠を取る
9 幸福の科学的仕事法が目指すもの
信仰心を増強すれば、自力と他力で道が開ける
神仏の心に適った仕事の実現によって、ユートピア建設が進む
第4章 女性のための経営入門
1 経営論が詰まった『社長学入門』
2 イントロダクションとしての「経営入門」
経営は「人間学」と「採算学」
自分中心ではなく、「相手の立場」でものを考える
経営を成り立たせる「三種類の仕事」とは
会社における「経理・財務」機能の重要性
3 女性が経営者になるために求められる能力
「ヒットするかどうか」が感覚で分かること
「天動説」ではなく、「地動説」を心掛ける
「流行らせる」ためには仕掛けが必要
先見性が“イニシアチブ利益”を生む
「シャネル」に見るブランド確立のための戦略
「安売り」か、「高付加価値戦略」か
銀座の接客業の女性による「客筋の見抜き方」
ティファニーのニューヨーク本店での体験
4 女性経営者に必要な「もう一つの能力」
一種の“男性頭脳”を身につけよ
「経営理念」は頭蓋骨、「中心的な仕事」「使命」は背骨に当たる
某航空会社に見る、悪いサービスの実例
感動を呼ぶ「超一流ホテルのサービス」とは
「ソフトの標準化」が成功の秘密
5 事業の原点とは何か
客の期待するサービスができないところは潰れる
たいていの客はクレームを言ってはくれない
事業の原点は「リピーターを増やしつつ新規の客を増やすこと」