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諸々の比丘、比丘尼たちよ。 この、わが懐かしき声を、 魂の奥底にまで刻んでおくがよい。 おまえたちは、二千六百年の時空間を経て、 ふたたび、わが声を聴いているのである。 この地上にて生命ある時に、 わが声を聴く者は、幸いである。 すべてのものを打ち捨ててでも、 この幸いなる瞬間を選び取るべきなのである。 我は、久遠の仏、永遠の仏陀である。 幾転生、幾十転生、幾百転生を通じて、 我は、 久遠の仏であり続け、 久遠の師であり続け、 永遠の仏陀であり続けた。 永遠の仏陀とは、すなわち、これ、 永遠の法そのものである。 永遠の法とは、すなわち、これ、 宇宙の根本たる神の心。 それを、則として、教えとして、体現しているものである。 あなたがたは、よくよく、この価値を知らなくてはならない。 わが語る、この言葉の、片言隻語さえ見逃してはならない。 確実に読み取り、わがものとせねばならぬ。 ああ、幾星霜を経て、 久しく師と弟子の契りを結んだ者たちよ。 いまの時代が、風雲急を告げ、救世の時代であることは、 おまえたちにも、ひしひしと分かってきたことであろう。 しかし、この、わが言葉をよくよく聴くがよい。 我は、救世主として、この世に来たのではない。 我は、救世主以上のものとして、この世に来たのである。 この地上の人々を救うということは、 わが説く法が、 人々の心にしみわたり、学び尽くされた時に、 おのずと、そうなるのである。 しかし、わが説く教えは、 地上の人々を救うという、 そうした目的そのものに矮小化されてしまうものではなく、 それ以上のものであるのだ。 このわが言葉、このわが教え、それに基づいて、 この宇宙は、この世界は、創られたのだ。 |
永遠の仏陀(旧版) P.172-176 永遠の仏陀(改訂新版) P.214-218 |
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