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特に、わが教えを一度ならず学んでいる、わが弟子たちよ。 おまえたちは、これ以上、師に対して甘えてはならない。 師はすでに教えを説いた。 この教え、告げ知らせるは、 弟子の使命である。 この教え、広がらぬは、 弟子としての恥であり、 弟子としての不覚である。 何のために、今世、生命をうけたかを、 もう一度、もう一度、思い起こしてみよ。 わが言葉を、正しく受け止めるならば、 おまえたちは、 一刻の猶予もないということを知らねばなるまい。 法とは、神の光であり、神の光の本質である。 神の光であるからこそ、 その法に背くものたちの存在を許さないのだ。 光は、あらゆる闇を砕破し、撃破し、 光の使命を実現する。 願わくば、 おまえたちが、万が一にも、 光によって迫い散らされる闇とはならぬことを。 よいか、 この教えを広ぐることを怠るということは、 その怠りの事実そのものでもって、 闇の勢力を支えているということなのだ。 あらゆる羞恥心をなげうち、 あらゆる無気力と闘い、 あらゆる、この世的なる誘惑を紛砕し、 しかして、勇ましく、ただ一人立て。 勇者は、孤独のうちに立つ時に、聖なる光を帯びるのだ。 勇気持ちて立て。 そして、己の弱さと闘い、 また、神の法の具現を妨げるものと闘え。 最大の値打ちあるものを広げるということに、 躊躇してはならぬ。 仏弟子たちよ、 仏陀サンガに集いたる誇りを忘れてはならない。 あなたがたは、最高を目指せ。 あなたがたは、最大を目指せ。 あなたがたは、最強を目指せ。 それは、とりもなおさず、 本来の姿を取り戻せということなのだ。 すべては神の心の下に生かされているという、 根本的なる事実を知った時、 おまえたちは、 最高、最大、最強なるものが、 すなわち神そのものであるということを、 知るに至るであろう。 その神そのものを、 教えというかたちを通して知らしめているのが、 仏陀であるのだ。 |
永遠の仏陀(旧版) P.193-197 永遠の仏陀(改訂新版) P.239-244 |
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