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永遠の仏陀

勇気持ちて立て

釈尊

1991/07/07

発刊

出典
特に、わが教えを一度ならず学んでいる、わが弟子たちよ。
おまえたちは、これ以上、師に対して甘えてはならない。
師はすでに教えを説いた。
この教え、告げ知らせるは、
弟子の使命である。
この教え、広がらぬは、
弟子としての恥であり、
弟子としての不覚である。
何のために、今世、生命をうけたかを、
もう一度、もう一度、思い起こしてみよ。
わが言葉を、正しく受け止めるならば、
おまえたちは、
一刻の猶予もないということを知らねばなるまい。

法とは、神の光であり、神の光の本質である。
神の光であるからこそ、
その法に背くものたちの存在を許さないのだ。
光は、あらゆる闇を砕破し、撃破し、
光の使命を実現する。
願わくば、
おまえたちが、万が一にも、
光によって迫い散らされる闇とはならぬことを。

よいか、
この教えを広ぐることを怠るということは、
その怠りの事実そのものでもって、
闇の勢力を支えているということなのだ。
あらゆる羞恥心をなげうち、
あらゆる無気力と闘い、
あらゆる、この世的なる誘惑を紛砕し、
しかして、勇ましく、ただ一人立て。
勇者は、孤独のうちに立つ時に、聖なる光を帯びるのだ。
勇気持ちて立て。
そして、己の弱さと闘い、
また、神の法の具現を妨げるものと闘え。
最大の値打ちあるものを広げるということに、
躊躇してはならぬ。

仏弟子たちよ、
仏陀サンガに集いたる誇りを忘れてはならない。
あなたがたは、最高を目指せ。
あなたがたは、最大を目指せ。
あなたがたは、最強を目指せ。
それは、とりもなおさず、
本来の姿を取り戻せということなのだ。
すべては神の心の下に生かされているという、
根本的なる事実を知った時、
おまえたちは、
最高、最大、最強なるものが、
すなわち神そのものであるということを、
知るに至るであろう。
その神そのものを、
教えというかたちを通して知らしめているのが、
仏陀であるのだ。

永遠の仏陀(旧版) P.193-197
永遠の仏陀(改訂新版) P.239-244

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