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そして今回地上に生まれて、二十歳のころ、やはり私は孤独でありました。 理解を求めても理解してくれる方はいませんでした。 私の与え続けんとする思いは、そのころから始まったと思いますが、 この与えんとする思いに確かな反応がくるまでに、十年かかりました。 それまでは、だれ一人、私の投げた球を返してくれた方はいませんでした。 このように、 私は、青春の本質のなかには、孤独な時間と空間があると思います。 しかし、この孤独に負けてはならない、そう思います。 創造の瞬間こそ、もっとも孤独な瞬間であり、 その孤独な瞬間に立ち会っているということが、 みなさんが、まだ青い青い息吹を胸の内に持っている ということだと思います。 |
青銅の法 P.261 月刊誌 1989年11月号 P.31 |
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