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一千億年の孤独

すべての出発点の前に孤独がある

大川隆法

1989/09/16

出典
みなさんは期待に燃え、希望に燃えて、
今後の道を拓いていかれることと思います。
しかし、すべての出発点の前に、孤独があった
ということを忘れてはならない。

今、あなたがた一人ひとりが孤独ななかに生きていようとも、
孤独な卵のなかにこもっているような、そうした殻を破る前の雛であったとしても、
大宇宙ができる前も、こうした孤独があったのだ
ということを忘れてはならないと思います。

その孤独を抱きしめ、そして、
どこまでも、その悲しさを透明にしていきながら、
愛を風の如く、清らかで、さわやかで、
人々に感じるか感じないかのような姿でもって、
そして、吹き渡っていっていただきたいものだと思います。

みなさんが、どのような理想的な青年になりたいか、
それがもし、まだ明確な答えとして出ていないとするならば、
月刊誌に連載している“愛は風の如く”という文章を、
どうか読み続けていただきたいと思います。
そこに青年の原点があるはずです。

私も、この連載を続けていて、
つくづく、やはりここに自分の原点がある、
と思います。

孤独に負けず、どうか勇気を出してがんばっていただきたいと思います。

私の言葉は以上です。
青銅の法 P.262-263
月刊誌 1989年11月号 P.31

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